マレーシアの豊富な学習素材

異文化交流

近年、教育旅行先として注目を集めているマレーシア。人気の理由は、豊富な学習プログラムがあること。ジャングルでの自然学習は環境保護という地球規模の問題を学ぶことができ、学校訪問では文化の多様性を肌で感じることができます。

学校交流

学校訪問・交流は、人気のプログラムです。最近ではインターネットの普及により、生徒同士が事前にメールで情報交換、そのうえで現地で対面、というスケジュールを組むことができ、親睦をより深めることができます。同年代による交流なので、共通の話題が多く、あっという間にうちとけ、旅行後も関係が続くケースも。異なる文化を持つもの同士が通じ合えるという体験は、国際感覚を養ううえで非常に貴重なものになるでしょう。

●秋季の学校交流は要注意!マレーシアのスクールカレンダー
マレーシアの学校は、1月から12月を1学年とする2学期制です。 11月は頭から中旬まで学年末のテスト期間。テスト後の新学期まではスクールホリデイになります。また、各学期の半ばに10日ほどの休みがあり、学期間は2週間ほど休み。これらの期間は学校訪問を受付ていないので、日程を組む際は注意しましょう。なお、学校訪問の希望はマレーシア教育省を通じての依頼になります。(マレーシア政府観光局での紹介は行っておりません)

ホーム(カンポン)ステイ/ビジット

マレー語で「村」を意味するカンポンの一般家庭にホームステイし、異文化を体験するプログラムです。人々の日常生活、その土地の文化、伝統、風習に触れることができます。カンポンでは兄弟姉妹の多い大家族のファミリーが多く、ホームステイを通して、大家族のあたたかさや彼らならではの生活の知恵に触れることができるでしょう。ホームステイ後も家族のような関係が続くこともあります。なお、訪問できるのは、衛生面などにおいて、マレーシア観光芸術文化省が定める基準をクリアした場所のみ。現在、全国357村に登録された家があります。
▸ ホームステイについて詳しく見る

街歩き

多民族国家マレーシアでは、街を歩くだけで、多様な文化に触れることができます。たとえば様々な民族衣装をまとった人々。マレー語、中国語、英語など多様な言語で記された看板。人々の話し声に耳をすませば、多種の言語が飛び交っています。多民族であると同時に多宗教社会なので、飲食店では、宗教上のルールに配慮したメニュー構成になっていたりと、多様な価値観が共存する社会を体感することができます。また、比較的治安のよいマレーシアでは、生徒だけで街を歩くことが可能です。個としての自立や自主性を促すことができます。

自然学習

マレーシアの国土面積は日本よりひとまわり小さい約33万㎢。そのうち約60%が多種の生命を育むジャングルです。首都クアラルンプールでも、中心地から車で1時間ほどで、濃密な自然と触れ合えるスポットに着きます。

植樹プログラム

ホームステイ( またはビジット)が可能なすべてのカンポン(村)で、環境保護を目的とした植樹プログラム「Plant Tree Program(PAT)」を実施しています。ホームステイ中にボランティアとして参加することができ、自然保護や環境問題について考えるきっかけを得ることができます。マレーシアの自然環境保護に貢献したという体験は、学生たちにとって貴重な思い出になることでしょう。

●体験可能場所
・ マレーシア全土のホーム(カンポン)ステイ施設
・ サラワク州(日本マレーシア協会による熱帯雨林再生活動)

キャノピーウォーク体験

ジャングルの木々の上部に架けられた吊り橋を歩く体験プログラム。地上30~40mという高さから熱帯雨林の木々を観察することができます。また同時に、スリリングなアクティビティでもあります。マレーシアには、各地にキャノピーウォークのスポットがあり、クアラルンプール中心部にある「KLエコフォレストパーク」もそのひとつ。KLタワーのふもとにあるマレーシア最古の自然保護区で、手つかずの自然が観察できます。

●体験可能場所
▸ KLエコフォレストパーク(KLタワー麓)
▸ ポーリン温泉(コタキナバル)
▸ ペナンヒル内自然保護区「ハビタット」(ペナン島)
▸ タマンヌガラ国立公園(パハン州)
▸ グヌン・ムル国立公園(サラワク州)

自然保護活動ボランティア

マレーシアのジャングルには、絶滅危惧種に認定されている野生生物が多く生存しています。そのため様々な自然保護ボランティア・プログラムがあり、教育向けのプログラムも用意されています。ボルネオ島サラワク州の「マタン・ワイルドライフセンター」では、オランウータン保護活動の1日体験プログラムがあります。また、ジャングルまで行かなくても、クアラルンプール近郊にある国立動物園では、飼育スタッフの仕事を一部体験できます。

●体験可能場所
▸ サラワク州オランウータン保護活動(Heart 2 Heart with Orang Utan)
人数:4人以上~
料金:1人RM450(オランウータンの保護活動費に使われます)
日数:1日
▸ 国立動物園(ズー・ネガラ)
年齢:16歳以上
日数:1日(8:00~8時間)
▸ APE(Animal Projects & Environmental Education)
主にサンダカン周辺で長い日数の野生動物の調査や保護等のボランティア活動を実施しています。
日数:8日~28日(プログラムによる)

歴史・文化体験

海外教育旅行は、日本では体験できない新しい価値観に触れることができる絶好のチャンスです。マレーシアならではの多民族・多宗教共生が織りなす世界観や、素晴らしい技が受け継がれている伝統工芸を体験することができます。

モスク見学

多民族国家であると同時に、多宗教国家でもあるマレーシア。そのことを実感するのが、町のいたるところにある宗教施設です。とくにマラッカやペナンでは、イスラム、ヒンドゥー、仏教の各宗教施設がかなり近い場所に建てられ、共存・共生を実感できます。また、日本ではなかなか体験できないモスク見学は、国際感覚として必要な宗教体験になることでしょう。美しいイスラムアートを施したモスクは、建築や美術の観点からも見ごたえがあります。

国立博物館/イスラム美術博物館等

クアラルンプールにある国立博物館では、マレーシアの歴史、文化を総合的に学ぶことができます。石器時代の出土品、経済発展に貢献した錫(スズ)産業など、多岐に渡って紹介されています。なお、毎週火・木・土は日本人ボランティアによる日本語案内付きのツアーが実施されています。また、クアラルンプールにあるイスラム美術博物館は、世界各地の有名モスクの模型や由緒あるコーランの展示があり、イスラム文化を学ぶのに最適な場所です。

バティック体験

美術好きの学生におすすめなのは、ろうけつ染めのバティック体験です。溶かしたロウで絵を描き、カラフルな染料で染める布工芸で、学生オリジナルの作品が制作できます。日本に持ち帰ることができるので、おみやげにもなります。

●体験可能場所
▸ ジャディバティックセンター(クアラルンプール)
▸ my Batik(クアラルンプール)
▸ ペナン・バティックファクトリー(ペナン島)
▸ マレー文化村(ジョホールバル)

ピューター工場見学

世界的な知名度を誇るマレーシアの伝統工芸品、ピューター。錫(スズ)を主原料にした金属で、艶のあるエレガントな美しさが特徴です。1885年創業のピューターメーカー「ロイヤルセランゴール」のビジターセンターが、クアラルンプールとペナン島にあり、そこには製作工程見学ツアーとピューター体験プログラムがあります。ハンマーを使ってピューターにカーブを施すなど、伝統の技の素晴らしさを体感することができます。

●体験可能場所
▸ ロイヤルセランゴール・ビジターセンター(クアラルンプール、ペナン島)
▸ マレー文化村(ジョホールバル)

世界遺産(マラッカ、ペナン島ジョージタウン)

ペナン島ジョージタウンとマラッカは、2008年にマラッカ海峡の歴史都市群として、ユネスコ世界文化遺産に登録されました。世界が激動の変化を遂げた大航海時代の影響が色濃く残り、欧州列強に支配されたことでうまれた複雑な文化形成の過程をみることができます。ジョージタウンの町には、英国植民地時代のコロニアル調の建築物が数多く残り、貿易や文化の交差点として繁栄した歴史も感じられます。

マーメリ族文化村

クアラルンプールから車で約1時間、港町ポートクランのすぐ隣りにある文化村です。ここでは、マレーシアに古くから暮らす先住民族「マーメリ」の文化、風習を体験することができます。アミニズム(自然信仰)やマーメリ族の神話にもとずいたお面、彫刻などの工芸品は、日本の研究者からも注目を集めています。

産業視察

アジアのダイナミックな成長と急速に進むグローバル化。マレーシアの第一線で働くビジネスマンとの対話は、学生が将来を考えるきっかけ作りに最適なプログラムです。海外で働く人々の生の声は、大きな刺激になるでしょう。

日系企業視察

現在マレーシアには1400社以上の日系企業が進出。そのなかの一部は教育ツアーを受け入れていて、国際社会の第一線で活躍するビジネスマンの話しを聞くことができます。(※視察のアポは直接企業と行う必要があります)

日本大使館見学

日本大使館の訪問プログラムです。事前に訪問の目的や内容を伝え、認められると、館内の見学、大使館の方から業務の話しなどを聞くことができます。学生たちが将来像を考えるためのよいきっかけになることでしょう。

遊んで学ぶ

協調性やリーダーシップを学ぶチームビルディング。マレーシアのテーマパークには、遊びながら学べるプログラムが多数あります。また、英語で学べる小さな子ども向けの職業体験プログラムも充実しています。

チームビルディング

コミュニケーションを通して協調性とリーダーシップを鍛えるチームビルディング。年々、教育旅行に取り入れるケースが増えています。マレーシアでは、ペナン島のテーマパーク「エスケープ」にある対戦型プログラムが人気。また、クアラルンプール近郊のウォターパーク「サンウェイ・ラグーン」にも人気のプログラムがあります。

●体験可能場所
▸ エスケープ(アスレチック/ペナン島)
▸ サンウェイラグーン(ウォーターパーク他/クアラルンプール)

テーマパーク

クアラルンプールには、子供のための職業体験テーマパーク「キッザニア」があります。約60種の職業体験が可能で、施設利用の対象年齢は4~17歳。小さな子どもでも遊びながら楽しく学ぶことができます。言語は英語なので、英語に触れる機会としても最適。学校のクラス単位など、集団での受け入れも行っています。

●体験可能場所
▸ キッザニア(クアラルンプール)
▸ デサルコースト・アドベンチャーウォーターパーク(ジョホール)