マレーシア基本情報
基本情報
首都
首都はクアラルンプール。かつて錫(スズ)鉱山の町として発展した場所です。地下から掘り出した錫を川の水で洗ったところ、泥のように濁った川になり、そこからクアラ(川の合流地点)、ルンプール(泥)という地名に。現在は、近代的な高層ビルやショッピングモールが立ち並ぶ大都会であり、一歩小道に入ると、モスクや寺院、ローカルな屋台がひしめきあう活気に満ちた都市です。
国花
国花はハイビスカス。街のいたるところに、赤や黄色のハイビスカスの花が咲いているので旅の間に見かける人も多いでしょう。ハイビスカスの5枚の花びらは、マレーシアの国の方針である、神への信仰、国王および国家への忠誠、憲法の遵守、法による統治、良識ある行動と徳性、という5つを意味を指し、花の赤色は勇気を表しています。
国旗
国旗の赤と白の線を数えると14本。これはマレーシアの13の州と連邦直轄区であるクアラルンプールを加えた数です。また黄色い月と星は、国教であるイスラム教のシンボルマーク。ちなみに13州には、それぞれ州の旗もあります。
宗教
国教はイスラム教。信仰の自由が認められているので、ほかに仏教、ヒンドゥー教、キリスト教、道教、シーク教などが信仰されています。それぞれ宗教によって行事や慣習が異なり、さまざまなお祭りが宗教ごとに開催されています。
文化
マレーシアには複数の民族が暮らしているので、文化もまた多彩。人口比率でみるとマレー系民族が69%ともっとも多く、伝統芸能としては、マレー民謡や影絵芝居が発展しています。次に中国系が23%を占め、中国正月の時期はライオンダンスがにぎやかに町で舞っています。そして7%を占めるのはインド系で、奇祭ともよばれるヒンズー教のお祭り「タイプーサム」は鮮烈な印象です。
歴史
マレーシアの歴史は1396年のマラッカ建国から始まります。ポルトガル、オランダ、イギリスと大航海時代の波を受け、日本の占領下を経たのち、マラヤ連邦として、1957年に独立。そして1965年に現在のマレーシアになりました。主要な民族であるマレー系は昔からこの地で暮らしていた人たち。中国系、インド系の多くは、19世紀にわたってきた移民が祖先です。
言語
公用語はマレー語(マレーシア語)。英語もよく使われており、観光地やビジネスのシーンでは、多くのマレーシア人が英語でコミュニケーションをとります。また、中国系は中国語、インド系はタミル語などを話すことができ、テレビや映画では多種の言語が登場。町の看板も多言語です。なお、同じ民族でも、両親の出身によって異なる母語を持っています。
マレー語で基本挨拶
日本語 | マレーシア語 | 読み方 |
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お早うございます | Selamat pagi | スラマット パギ |
こんにちは(正午) | Selamat tengah hari | スラマット タンガ ハリ |
こんにちは(午後)/こんばんは | Selamat petang | スラマット プタン |
おやすみなさい | Selamat malam | スラマット マラ(ム) |
有難う | Terima kasih | テリマカシ |
どういたしまして | sama sama | サマサマ |
お元気ですか? | Apa khabar? | アパ カバー? |
さようなら(去る人に対して) | Selamat jalan | スラマット ジャラン |
さようなら(留まる人に対して) | Selamat tinggal | スラマット ティンガル |