伝説&ミステリー Legend & Mystery
 
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カメの石 Turtle Stone ―トレンガヌ州―
ウミガメの産卵地
ある所に仲の良いウミガメのカップルがいました。この2匹はとても仲が良く、どこへ行くのも何をするのも一緒でした。ある日2匹はバンジャラン・サリという名の海へ遊びに行ったところ、帰り道が分からなくなってしまいました。困り果ててしまった2匹は近くにいたフグに訪ねたところ、そのフグはとても面白い話をし始めたのです。フグによると、この近くにはとても美しい海岸があり、そこの砂は羽のように柔らかいというのです。興味を持った2匹はこの海岸へ出かけることにしました。ところが、海岸に近付いた時、カニが危険だと忠告しました。怖気づいたメスガメの代わりに、オスガメだけが上陸してみることにしました。オスガメが岸に上陸してみると、そこは本当にフグが言ったように美しく、柔らかい砂浜が広がっていたのです!
近辺を散策するとさらにそこには美しい湖がありました。水がキラキラ輝いていたので、オスガメはその水を飲んでみることにしました。するとたちまち体が動かなくなり、オスガメは石に変わってしまったのです。どうやらこの湖には呪いがかかっていたようです。
カモメによって知らされたメスガメは嘆き悲しみ、海に帰って行きました。それ以来メスガメは産卵の度にこの海岸へきて卵を産み、今は石となってしまった最愛のオスガメに会い、自分の運命を嘆き悲しみました。
その後この海岸には沢山の亀が訪れ、ここで卵を産むようになりました。それが今のウミガメの産卵地で有名なランタウ・アバンです。
 
アクセス方法
クアラルンプールからクアラ・トレンガヌまで
飛行機で約1時間。
クアラ・トレンガヌから
ランタウ・アバンまで車で約1時間。
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ジャラン・ナガ Jalan Naga -プルヘンティアン島―
ドラゴンの通った路
はるか昔、プルヘンティアン・ブサール島には、強くて大きなドラゴンが住んでいました。彼は島の北端のタンジュン・バシという所に住んでいました。
ある日ドラゴンが島の一番高い丘で日光浴をしていると突然もう一匹大きなドラゴンが現れ、彼の島を攻撃し始めました。その攻撃は、島全体がなくなってしまう程すさまじいものでした。ドラゴンは急いで丘を降り、そのドラゴンと戦い、島を守りました。その時ドラゴンが降りてきた道が、今でもプルヘンティアン・ブサール島に「Jalan Naga(ドラゴンの道)」として残っています。
 
アクセス方法
クアラルンプールからプルヘンティアン島へ
クアラルンプールから飛行機でクアラ・トレンガヌへ 約1時間
クアラ・トレンガヌから車でクアラ・ブスへ、その後フェリーにて
プルヘンティアン島へ 所要時間約1時間
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チニ湖 Lake Chini ―パハン州―
マレーシア版ネッシーとクメールの都市が眠る湖
パハン州の州都・クアンタンから南へ約100キロの地点にある、12の淡水湖で構成されているチニ湖の湖底には、かつてクメール※)の都市があったと言い伝えられています。今では完全に湖の底に沈んでしまい、湖に棲む海獣が失われた都市を守っていると伝えられています。
マレーシア国内外の考古学者によって湖底調査も行われた事もあるそうです。また、チニ湖は湖に咲く蓮の花の美しさでも有名で、毎年8~9月には数千もの蓮の花が咲き乱れ、幻想的な風景をお楽しみいただけます。
※クメール:カンボジアを中心に分布する東南アジアの民族。クメール建築で最も有名なものは、アンコール・ワット(UNESCO世界遺産)。
 
アクセス方法
クアラルンプールからクアンタンへ
車で約3時間、または飛行機で約40分クアンタンからチニ湖へ車で約1時間30分。
※クアンタンからオプショナルツアーが出ています。
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レダン山 Gunung Ledang ―ジョホール州―
マレーシア版かぐや姫
はるか昔、レダン山には光輝く美しい王女が住んでいました。その噂を聞きつけたマラッカの王(スルタン)は彼女に求婚しました。しかし王との結婚を望まない彼女は王に6つの難題を押し付けました。
1:7つの受け皿に載せた蝿の心臓
2:7つの受け皿に載せた蚊の心臓
3:樽いっぱいの乾燥ビンロウの果汁
4:樽いっぱいの乙女の涙
5:マラッカから山頂までを純金の橋でつなぐ
6:お椀いっぱいの王(スルタン)の息子の血
王はこの不可解な条件を了承し、家来を使って5つまでそろえました。残すは1つです。残酷な王は自分の持っているナイフで息子を殺そうとしました。するとその時王の目の前に王女が現われてこう言いました。
「自分の子供を殺すような人とは結婚できません」
そして王女は再び山へと戻っていったのでした。
 
アクセス方法
クアラルンプールからジョホール・バルへ
飛行機で約45分
ジョホール・バルからレダン山へ車で約2時間半。
レダン山は登山も可能です。
詳しくはジョホールのページをご覧ください
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キナバル山 Mt. Kinabalu ―サバ州―
ドラゴンの宝石
その昔、キナバル山の山頂にはドラゴンが棲んでいました。ドラゴンはとても美しい宝石を持っており、それで遊ぶのが大好きでした。ドラゴンの舌で上下に投げられる宝石は美しい輝きを放ち、山の麓からもキラキラ輝くのを見ることができました。ある日その宝石の噂を聞きつけた中国の王が、2人の王子に宝石を取ってくるよう命じます。
キナバル山に到着したとき、2人はこれが大変危険で困難だということを知りました。1人の王子はすぐさま諦めましたが、もう1人の王子は、果敢に攻めていきました。彼は色とりどりの提灯を用意し、ドラゴンが食事で宝石を離す時を狙い、宝石と提灯をすり替えました。宝石を奪われたドラゴンは怒り狂い、王子を追って山を下ってきましたが、王子は更に火の玉を用意しドラゴンに投げました。ドラゴンはその火の玉を口にしましたが、あまりの熱さに水の中に飛び込みました。
中国に帰る途中もう1人の王子は嫉妬にかられ、とうとうドラゴンの宝石を奪い取り、あたかも自分が手柄を立てた様に王に報告します。激しく怒り、絶望した王子はその後ブルネイに渡り、手厚いもてなしを受けました。
※キナバル山にはいくつかの伝説が残っています。これはその1つです。  
 
アクセス方法
日本から飛行機(直行便)でコタキナバルへ 約5時間半
コタキナバルからキナバル山へ
車で約2時間半。キナバル山の登山には最低2泊が必要です。またコタキナバル発着のオプショナルツアーでキナバル公園へ行くことが可能です(散策のみ)。
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